こんにちは!ドイ・チャンです!
牛乳パックや段ボール、ラップ芯などの家庭ごみが、私の目には宝物のように映り『きみたち!これから第二の人生があるよ!』と声を掛けて大事に抱えて持って帰りたくなる…。
子どもと関わる仕事をしていると私と同じように感じたり、その宝物を大事に保管したりする方も多いのではないでしょうか。
そんな宝物に第二の人生を!
…ということで。
今回は廃材と100 円均一で手にはいる材料で簡単に作れるラケット作りを紹介します!
作り方や遊び方、遊びを通して身につく力なども詳しくお伝えしていきます!
この記事はリィーノこどもセラピーのブログで書かせていただいたものでしたが、この度TOYBOXの方へ移管することになりました。
リィーノこどもセラピーのブログは子育てされている方はもちろん。お子さんと関わる職種の方、どなたが読んでも役立つ情報が満載です!まだ見たことがないという方は隅から隅までじっくりと読んでみてください♪めっちゃくちゃおススメです!!
この記事を移管するにあたって加筆・修正をしていますが、伝えたいという熱量と内容はそのままです!
【簡単!】牛乳パックと100 円均一で手に入る材料でラケットを作ろう!
用意していただくのは…
- 牛乳パック 1本
- 段ボール
- ビニールテープ(好きな色)なければ マスキングテープ
- 油性ペン
- ガムテープ(布ガムテープが使いやすい)
- はさみ
↓実際に使って良かった!はさみ5選を詳しく紹介しています
まずは牛乳を切り開き、上下を切り落とします。
お子さんがはさみで切る時は必ずそばで見守ってくださいね!
切り開いたら牛乳パックに油性ペンでお絵描きしましょう!
自分でひと手間加えることで物に対して愛着が湧きやすくなります。
油性ペンが乾いたら、牛乳パックの角を丸く切って当たっても痛くないように配慮しま しょう。
持ち手の作り方は?
持ち手は段ボールで作りましょう!
幅と厚さはお子さんの手に合わせて少し大きめにすることで握りやすくなり、操作がし やすくなります。ちなみに私はいつも幅8センチ、長さ25センチで作ります!
切った段ボールを半分に折って細長くします。
耐久性をもたせるためにビニールテープを巻いていきましょう。
持ち手の半分は牛乳パックで隠れて見えなくなるので、巻くのは半分くらいで十分で す。
持ち手ができたら、牛乳パックに貼り付けましょう!
牛乳パックの左から1・2面の間にガムテープで上下に二か所止めます。
ガムテープがなければセロテープでも代用できますが、遊んでいるとすぐに外れしまいます。
元に戻すには端を止めているビニールテープを全部外してから修理をしないといけないので少々面倒です(経験談)。
また、ガムテープはなるべく布ガムテープにしましょう!
牛乳パックの面と紙ガムテープは相性があまりよくないので、これまた外れやすいで す…。
持ち手を固定したら牛乳パックの端をビニールテープ(またはマスキングテープ)で止めていきます。
片側の縦面は繋がっているのでテープで止める必要はないのですが、貼った方が統一感がでますよ^^
完成です!
(めいっこに代わりにお絵描きしてもらいました^^)
ラケットが出来上がったらさっそく遊んでみましょう!
打つ玉はなにがいい?
ラケットで打つ玉は大きさを調整しやすく、軽くて打ちやすい風船がオススメです!
風船が苦手なお子さんは…
風船の感触や音、ふいに割れたことが怖くて遊べない…
そんな時は新聞を丸めた『新聞ボール』がおススメですよ。
苦手な物を使うほど苦痛なことはありません!
風船の感触や音、また“割れたらどうしよう…”という不安で遊びどころではなくなって しまいます。
決して無理強いしてはいけません!!
感覚の苦手さは慣れるものではありません。
無理をすればするほど苦手意識は高まっていきます。
黒板に爪を立てて、上から下へ…。
想像するだけでも背筋が寒くなる人もいれば、平気な人がいたりしますよね。
同じことでも人それぞれ感じ方は違います。
“あー!楽しかった!”“もう一回したい!”という気持ちをたくさん経験できるようにお 子さんに合わせて素材を変えていきましょう!
準備ができたら…こんな風に遊んでみよう!
初めは…
一人でドリブルをして床に落とさないというルールで遊んでみましょう。
まずは10 回ドリブルできるかな?など、簡単な目標をつくってみるとより楽しむことができます。
数人で遊ぶ時はどっちが長くドリブルできるかな?と勝負にみてもいいでしょう!
操作に慣れてきたら…
床にビニールテープを貼って向こう側へ落とす遊びをしてみましょう。
遊びを通して『上に打つ動作』に加えて『前後に打つ動作』も取り入れていきます。
コントロールができるようになってきたら的を作って得点制にしても楽しいです!
数人で遊ぶなら相手に向かって打つというゲーム性をもたせてみるとより一層盛り上がります!
遊びを通して人への意識を育ててみよう!
『相手を意識して、その人に向かって打つ』
遊ぶことに夢中になってしまい、自分のペースが強すぎてしまう…。
相手のことを意識して遊ぶことは簡単そうに見えますが意外と難しいことなんです。
そこで、打ち合いをするためには必然的に相手を意識しないと続かないので楽しみながら相手を意識することができます。
ラケットで玉を相手に打つ!この一つの動作で…
- ラケットと玉の距離感を図る
- 相手の位置と距離を予測して玉を打つ力を調整する
- 目と手を協応させて玉を打つ
短時間にこれだけの情報を処理しなければなりません。
動きとしてはシンプルですが、一つ一つの動作をズームアップするとなかなか大変なことをしていることがよくわかりますね。
ちなみに…私は物の距離感が図ることが苦手なので、空振りすることがとっても多いです…。
そんな私でも繰り返しやってみると上達するので、楽しみながら練習してみてくださいね!
また、楽しくてテンションが上がりすぎてしまうお子さんは数分ごとに休憩タイムをつくり、意図的に止まる時間をつくりましょう。
静と動の動きでメリハリをつけていきましょう!
慣れてきたら追加ルールを
ドリブルで打つという感覚が分かってきたら、次は前に打つことを意識してみましょう。
得点を書いた的を用意して的に向かって打つなどのルールを作っても楽しいですよ!
相手がいる時は打ち合いで何回できるかな?とチャレンジしてみてくださいね。
そして、打ち合いが続くようになったら『しりとり』をしながらやってみるとより面白くなりますよ。
遊びを通して“相手”を意識することができるので、楽しみながら人との関係を育てていきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は廃材と100 円均一で手にはいる材料で簡単に作れるラケット作りを紹介しました!
工程はとってもシンプルなので短時間で完成しますよ^^
打つ玉は風船がおススメですが、風船が苦手な方は無理せずに違う素材で遊んでみてくださいね!
苦手な素材や感覚はひとそれぞれなので、無理はせずに自分に合った遊び方を見つけていきましょう。
↓牛乳パックを使った簡単こまの作り方も紹介しています!
手づくりラケットと一緒に是非チャレンジしてみてくださいね!
みなさまの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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